くれたけ歯科医院Blog
| 認知症の母と歯医者の私

認知症の母と歯医者の私

(2019年6月18日 8:45 AM更新)


口から食べさせたい思いで毎日機能訓練を兼ねた食事介助を続け、母は、ほぼ完食できるようになりました。コツコツ、しっかり歯と歯をかみ合わせて一生懸命ごっくんしてくれます。「入れ歯の出し入れが難しいから入れ歯入れなくていいですか?」あの無情な介護スタッフさんの言葉、これが介護の現場⁈噛むことの大切さがわからない人が食事介助をしてる、任せて安心であって欲しいのに〜。他の入居者さんに「○○さん、はいゴックンして、ゴックンして〜」を繰り返し、挙句背中バンバン叩いてむせを防ごうとしてる姿を見て「それは、やめて!」って心の中で何度叫んだことか。お世話になってる介護スタッフさんに、もちろん感謝の気持ちはありますが、歯医者の私は、残念ながら食事介助を任せっきりにはできない!かなりの確率で高齢者が誤嚥性肺炎で亡くなるのも、嚥下の機能訓練が重視されていないからだと痛感する毎日です。


前へ:«
次へ: »
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Blogメニュー


アーカイブ

▶Blogトップへ戻る